科目名: △家族心理学特論
担当者: 田中 克江

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期
曜日・時限 単位区分
授業形態 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)現代日本社会における変貌する家族の問題行動(不登校、虐待や引きこもり等)に対する心理的援助のあり方を、具体的なケースの検討を通して明らかにする。
講義内容・演習方法(講義企画)1.オリエンテーションとして、文献の紹介を行なうとともに、発表の形式や順番等の共通理解を得るために話しあう。
2.参考文献から、受講者が各々1つのケースを選んで発表する。
3.典型的なケースについて、ロールプレイを実施し理解を深める。
4.問題毎に、グループで新しい心理的援助のあり方についてまとめる。
5.4について、グループ毎の発表を行い、全体で共有する。
評価方法・評価基準1.授業中の感想や質問等をその都度ミニ・レポートに書いてもらい、平常点とする。(出席は2/3以上)
2.発表ケースについてのレポートを課し、評価に加える。
履修の条件(受講上の注意)受講者は、ケースを発表するか、ロールプレイを演じるかのどちらかを必ず行なう、参加型の演習である。(※自験例は、歓迎する。)
教科書心理臨床学研究、家族療法研究、各大学の心理教育相談室紀要等の最新号
参考文献1.学校臨床のヒントとキーワード「家庭内暴力」、田中克江、村山正治編、金剛出版
2.日本の心理臨床−過去・現在・未来「育てなおしの心理臨床」、田中克江、木之下隆夫他編、人文書院
3.思春期危機をのりこえて―セラピーと家族の役割、田中克江、サイエンス社
特記事項(その他)参考書の『思春期危機をのりこえて』については、やや古い本であるが、(現在でもネットで取引されているときもある)
典型的な事例のプリントを授業のはじめに配布する予定である。